【書評】日本の工芸を元気にする! 中川政七商店の伝統工芸への取り組み!

非常に面白い、読んでタメになる、ハッキリと断言できる素晴らしい本である。

地域ビジネスをしている人、地方を盛り上げたい人、伝統工芸に携わる人、

インテリアに興味のある人、1人でも多くの人におすすめしたい本である。

 

中川政七商店は、創業300年を誇る奈良の会社である。

「ニッポンの工芸を元気にする」というビジョンの元、13代目の若い経営者が

さまざまな改革に取り組み、成長を遂げていく様子が記されている。

 

いまや売上62億円、従業員数473人の、大きな組織にまで成長を果たした。

(2019年2月期の数字)

インテリア雑貨を取り扱う店としては、非常に大きな規模を誇っている。

 

筆者は中川政七商店が好きで、さまざまな商品を使っている。

中川政七商店の主力商品である「花ふきん」や、新潟のメーカーであるタダフサの包丁、

アイザワ工房の急須など、日常で使うものを利用している。

いずれも使い勝手が良く、使うほど愛着が沸いてくるものばかりである。

 

物語は上場を取りやめる、というところからスタートする。

現場で奮闘し、さまざまな場面で葛藤する様子が克明に綴られている。

実際に自身が体験しているからこそ、文章には非常に説得力がある。

気鋭の若手経営者が、どんなことを考えていて何をしようとしているのか、

本を通じて頭の中を覗き込むことができる。

成長を果たした背景には、緻密にさまざまなことを考えていたことが浮き彫りになる。

 

本の中では「大仏商売」という印象的なフレーズが登場する。

大仏さまのおかげで、放っておいても客は全国からやってきて土産物屋に寄って行き、

何かしらお土産を買っていく。

それに甘えることにより、変化しない状況を生み出している様子が綴られている。

 

中川政七商店が運営するウェブメディア「さんち」に関してもさまざまな考えが

綴られている。「さんち」は、工芸と旅をかけ合わせたサイトで、

工芸に関するイベントやキャンペーン、新商品などの最新ニュースが網羅されている。

非常に面白いサイトなので、是非とも一度ご覧ください。

 

「さんち」はこちら

 

中川政七商店は、2014年1月30日のカンブリア宮殿で放送されている。

カンブリア宮殿のバックナンバーは、テレビ東京の有料会員サービス

「ビジネスオンデマンド」に入会すると視聴することができる。

(月額500円)

ガイアの夜明けやWBSなど、テレビ東京のビジネス番組を過去にさかのぼって

見ることができるので、非常に便利なサービスである。

動画で見れば中川政七商店のことを、より深く知ることができる。

もし興味のある方は、こちらも是非一度ご覧ください。

 

テレビ東京 ビジネスオンデマンドはこちら

 

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